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分類迷子はつづく

「自然に対する素直さだけが美の発見者である」

魯山人のことばです。


また、

器は料理の着物

天然の味に優る美味なし

本来の持ち味をこわさないこと

自然を見る目を養わねばならぬ

など、料理家であり芸術家でもあった視点で数々の名言を残しています。


わたしの扱う材料は木材ではなく生木なのだけれど、刃物をいれたときの表現としては「ガリガリ」ではなく「シャキシャキ」。野菜のような感触です。また、物心ついたときからさまざまな料理の本に触れ育ったこともあり、魯山人は「昔からなんとなく情報のあったおじさん」のような存在です。

芸術家の面は大人になるまで詳しくは知らなかったけれど、今シャキシャキの生木から

食にまつわる作品を制作する立場となり、魯山人の遺した言葉に腑が落ちる落ちる!

自然をふんだんに取り入れ、木工界に臨むことは難しいことです(生産性が悪すぎ=価格不和)。成果物が木のものであるので、現状木工の分類であることに違いなく、多く方の目には「地味なのに高い木のスプーン」と映っているはずです。素材に対する考え方や手法が料理と近く一般的な木工とは違いすぎて、わたし自身分類がわからない状態です。「魯山人的」という分類を勝手に作ってしまおうかとも思い掠めることも。笑



偉人の名前を軽々しく使う訳にはいきませんが、

「魯山人は食べることが好きなだけの、それをこじらせすぎた自然を愛するおじさんだったのかもしれない」と思うと、わたしも同じ分類となるでしょう。







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All hand-carved spoons made of greenwood
by MARIKO KAWABATA
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